虫歯が深くに進行すると、歯の神経まで炎症の刺激が届き、回復することのない炎症が起きます。神経の痛みには痛み止めが効かない場合が多く、夜も痛みで眠れないこともあります。
この段階になるとさすがに歯医者さんに行くことになるのでしょうが、麻酔が炎症のため効きにくくなっており、治療は痛いことが多く、特別な麻酔をすることあります。
歯の神経の治療は中の残留物をしっかりと取り除くことが必要です。薬品による洗浄と、汚れを器具で機械的に取り除くことが必要です。
神経の治療をしっかりとしないと、将来的に歯の根っこの先に膿がたまって痛みが出たり、骨を溶かしてしまったりします。
通常、神経をとる治療は2回の治療で終わります。だだ、神経の治療を行った歯は歯に穴をあけているため中の空洞を埋める土台と、歯の神経を抜いた歯に関しては強度の問題でかぶせる治療を行うことになります。そのため、治療回数は根の治療後に追加で土台の治療と被せ物の治療で3〜4回治療にかかります。
虫歯が深くても神経が残っている場合、虫歯を全部取り除くと神経が露出してしまって通常は神経を抜く治療となります。
そのため、深い虫歯の場合処置をすると神経を取ることを前提に行うことになります。
虫歯が深い方で、神経を残したいという方には、Doc's Bestセメントを使用して虫歯菌の殺菌をまず行っております。
Doc's Bestセメントは単なるセメントなのですが、銅イオンの作用で虫歯菌を殺菌する作用があります。そのため、虫歯を残した状態でこのセメントをいれると虫歯菌がいなくなり神経を抜かなくて済む可能性が高まります。この効果が劇的なため、3MIX法などを行っていた歯科医師がDoc's Bestセメントを使用するようにもなってきています。
当院では、Doc's Bestセメントの銅イオンの効果は半永久的でそのままで良いということになっていますが、歯の変色の原因にもなるので、6ヶ月待って取り除いてレジンに交換することにしております。
深い虫歯の場合、神経の症状が出てしまって痛みが引かないようなケースではDoc's Bestセメントを使用しても手遅れの場合もあります。虫歯の治療は(特に歯に穴があいてしまった場合は)お早めに治療をされることをお勧めしております。
神田ふくしま歯科
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東京都杉並区立沓掛小学校卒業
東京学芸大学附属世田谷中学校卒業
平成5年3月東京学芸大学附属高校卒業
平成6年4月東京医科歯科大学歯学部入学
平成12年3月 東京医科歯科大学歯学部卒業
平成12年4月 歯科医師免許取得
平成12年4月−9月 東京医科歯科大学歯学部臨床研修医
平成12年9月−14年3月六本木河野歯科クリニック勤務
平成14年4月−24年4月銀座しらゆり歯科院長
平成24年5月−25年8月神田ふくしま歯科院長
開設管理者
平成25年9月より医療法人社団歯健会神田ふくしま歯科、理事長・開設管理者
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