通常、一般的な歯科医院で歯周病治療を健康保険で行う場合、中程度以上の歯周病は治らないと考えた方が良いでしょう。
保険で歯周病治療を行う場合、保険請求の関係で流れ作業となります.1回目に検査と歯石取り、2回目に検査、3回目から何回かに分けて歯石取りを行います.(麻酔をして歯茎の内部の歯石を取る病院はほとんど存在しません.)
初期の骨の吸収が少ししか起こっていない歯周病は歯石を取って歯茎が引き締まれば歯周病の症状が落ち着く事があります.しかし、中程度以上の骨が吸収してしまっている歯周病では歯石をとっても歯周病は進行し続ける場合が多いでしょう。重度の歯周病は基本的に抜歯となってしまっている事と思います.
歯周病の治療はお掃除するだけではありません.
歯周病の治療を保険でやる場合、多くの歯科医院では歯茎の中の歯石をしっかりと取っていません。メンテナンスに長く通っていても歯周病の炎症が引かない場合、歯石の取り残しがあることがあります。もちろん歯ブラシの状態が悪いため、メンテナンス期間までに歯周病の炎症が再発してしまっている場合は患者さんの責任となりますが。
保険治療の問題は、しっかりと歯石をとっても取らなくても料金は同じというです。むしろしっかりと歯石を取らないと治療が長くなりますので料金がかかってしまいます。歯茎の内部までついてしまっている歯石が歯周病の原因となりますので、しっかりと歯茎の中の歯石を取る必要があります。
また、しっかりと確実に歯茎の中の歯石を取る場合は麻酔をして外科的に歯茎を開いて見える状態で取る必要があります。通常保険治療で歯周病治療をしている歯医者さんでは外科的に歯茎を開いて歯石を取ることはありません。
歯石をしっかりと取りきらないと歯周病はさらに進行してしまいます。歯茎の中の歯石を取り残すと内部でまた増殖します。
そのため、進行してしまった歯周病の治療は、外科的に歯茎を開いてしっかりと取り残し無く歯石を取る必要があります。
歯周病治療のページ
本日のブログまとめ
Q: 一般的な歯科医院で保険適用の歯周病治療を行う場合、中程度以上の歯周病は治りにくいのでしょうか?
A: はい。保険適用の歯周病治療では、手順や時間に制約があるため、中程度以上に進行した歯周病の完治は難しいと考えた方が良いでしょう。
Q: 保険診療での歯周病治療の具体的な流れはどうなっていますか?
A: 保険治療の場合、1回目は検査と簡単な歯石除去、2回目は再検査、3回目以降に数回に分けて歯石除去が行われます。ただし、麻酔を使い歯茎の深部まで歯石を取る歯科医院はあまりありません。
Q: 初期の歯周病であれば保険治療でも改善できますか?
A: 骨の吸収が初期段階であれば、歯石を除去して歯茎が引き締まることで症状が改善する場合があります。ただ、中程度以上に骨が吸収している歯周病の場合は、歯石を取っても病状が進行する可能性があります。重度の場合は抜歯が必要になることもあります。
Q: 歯石取りだけで歯周病は治りますか?
A: 歯周病治療は単に歯石を取るだけでは十分ではありません。特に歯茎の内部に歯石が残っていると炎症が再発します。保険治療では十分に歯茎の中の歯石を取りきれないことがあります。
Q: 保険治療の問題点は何ですか?
A: 保険診療の場合、丁寧に歯石を取っても、簡単に済ませても料金が同じであるため、しっかりと歯石を取ると治療が長くなり、歯科医院にとってはコストがかかることになります。そのため、歯石が取り残されるケースがあります。
Q: 歯茎の内部の歯石を完全に取り除くにはどのような治療が必要ですか?
A: 歯茎の内部の歯石を確実に取り除くためには、麻酔をして外科的に歯茎を切開し、歯石が見える状態で徹底的に除去する必要があります。
Q: 進行した歯周病を確実に治療するにはどうすればよいですか?
A: 進行した歯周病をしっかりと治療するには、外科的に歯茎を開いて歯石を完全に除去する治療を受けることをお勧めします。
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